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日本学術会議の存在意義は何か?

2020年10月17日

 日本学術会議における任命拒否が話題となっています。私は、そのこと以上に、日本の学者のエリートというべき学術会議そのものに関心を持ちました。正直、名称は聞いたことがあるもののその存在には全く関心がありませんでした。しかし今回の騒動で、どのような機関か調べてみました。

 日本の知性を代表する機関であり、その為国から相応の資金援助も受けています。会員は名誉職であり、報酬も得ています。構成人数は制限されます。そして、正会員の10倍くらいの準会員が選ばれています。準会員になるのも選別があるので、正会員になるのは至難の過程のようです。準会員には、現日本学術会議のメンバーの推薦等で決められるようで、その選考基準や方法は、不明でした。少なくとも、学術会議の中枢メンバーの権限は、絶大なものと推測されます。

 白い巨塔などの映画の所為か、上記のようなシステムにおいては、不要な憶測をしてしまいます。この機会に、首相の任命拒否の理由を明らかにするとともに、学術会議の正会員・準会員の選考基準や方法についても、公表されてはどうだろうか。また、公務員待遇(公費で採用)とされている、会の職員・スタッフの選考基準・方法等も、公務員並みにオープンにすべきだと思います。

 

 今年の3月からのコロナ禍は、日本に於いては、未曽有の危機であります。日本の最高峰である学術会議においては、どのような見解や提言、国民や政府へのサゼッションがなされたのか、期待をして調べてみました。

1 新型コロナウイルス感染症対策に関するみなさまへのお願いと、今後の日本学術会議の対応

  (A4版  2ページ) 2020.3.16 

2 感染症の予防と制御を目指した常置組織の創設について  2020.7.3

  提言としては、政府や都道府県に常設施設を創設せよとの呼びかけ(A4版 2ページ)

  ※その説明として、20ページほどの解説はあるが、新聞や各機関の公表資料の再掲、

   保健所支援等報道されている支援や体制づくりの要請の再掲のような内容です。

3 日本学術会議会長談話 2020.4.8 A4版 1ページ

4 感染症対策と社会変革に向けたICT基盤強化とデジタル変革の推進 2020.9.15

   提言 A4版 2ページ 総ページ数 23ページ

  ※医療システム及び社会のICT化、サイバーセキュリチィー問題等の提言、特別目新しいものには感じませんでした。

 

 日本学術会議のホームページからの引用からですが、この半年間の日本国中の大騒動

の期間、公表されたコロナ関連の談話・提言等は、これだけの様でした。(私が見つけられた限り)

内容は、3月4月の混乱ピーク時に出されたのが、上記1と上記3の、「お願い」と

「談話」でした。(上記1と2を合わせて、 A4版 3ページ分のみ)

上記の2は、常設組織の創設への提言で、正直タイミングを逸している感があります。

上記の4も、今頃?って思いました。

 

「学問の自由」を最大限に生かし、日本の知性の最高峰である誇りをもって、もっと有益で、具体的、総合的な提言、談話等を標榜し、日本国をリードして頂きたいと正直言わざるを得ません。

このコロナ禍で、「神戸こども心理相談室」でさえ、コロナに関する意見を、20回以上発表させて頂きました。

多数の正会員、連携会員を擁する日本学術会議が、この日本の最大級の国難に対して、数回の提言・談話はいかがなものでしょうか。

半面、今回の任命拒否への抗議に関しては、元会長まで登場されての活発な行動です。正直私は、強い違和感を感じてならないのです。

この機会に、日本学術会議の存在意義についても、検証されてもよいのではないでしょうか。

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