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2波は確実に始まっている。

2020年7月26日

 東京の感染者数は、300人を超える日もあり、200人を上回日が常態化している。2波は、確実に始まっている。

 1波が落ち着きを見せた頃、「2波3波は、確実に起こる。大切なのは、2波が来た時は、1波と同じように、国をあげて抑え込みにかかることだ。そして、次の3波に備えることだ」と、多くの専門家が述べていたではないか。

 今は、2波の到来の宣告に躊躇する時ではなく、再び国をあげて抑え込みにかかる時ではないか。そうすることにより、爆発的な感染を避け、経済への影響も最小にすることができる。

 1波の時と違うのは、国民の感染症への理解も広がり、対策の徹底も図られていることだ。

では何故感染者数が減らないのか?

 それはひとえに、「感染を抑え込む」という意識が欠乏していることだ。「若い人の感染が多い」「感染しても重症化しにくい」「検査数が伸びているから」といった報道や政治家の発言には、どこにも「感染を抑え込む」というメッセージはない。

 

 「重症化しない」との発言は、ここ1か月の日本の感染者数の推移からだろう。

 しかし、世界の感染状況を見たとき、その致死率は4.0%(7月24日推定)である。感染者数が400万人を超えたアメリカでは、3.4%となっている。では、日本ではどうなのか?

 7月25日現在、感染者数29684人、死者数996人であり、致死率は3.4%と、ほぼアメリアと同率である。

 感染者数が増加すれば、死者数は確実に増える。アメリカでは、ニューヨーク等で、一時医療崩壊を起こしての死者数だ。日本は、幸いにも1波の段階での医療崩壊は、ギリギリ防がれた。しかし、もし2波3波で、医療崩壊が起きれば、死者数は一気に増えるであろう。その時、致死率はアメリカを遥かに超えてしまうのではないか。

  テレビでも、日本は重症化していない、死者数が少ないとの声がしきりにアナウンスされている。それは、あくまで感染者数の絶対数が少ないからだ。日本だけが、死に至る人が少ないとは幻想である。ちなみに、隣国韓国は、感染者数14159人、死者298人で、致死率は2.1%で、日本よりはるかに低い。

 2波の到来で、医療機関の状況は急激にひっ迫している。医療関係者は、途切れる事のないコロナ感染の状況の中で、多くの方が、1波の疲労感を払しょくできていないのではないか。それは、学校現場に臨んでいる私自身が、教職員の様子を見て強く感じるからである。

 今、2波の抑え込みを、国民の一人ひとりが、意識して取り組まねばなりません。

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