感染は、加速度的に増加しています。1波よりも遥かに大きな数字で伸びているのに政府から緊急事態宣言の声などが聞こえないのは不思議です。
重篤化が少ない。医療施設にまだゆとりがあると言った発言が報道されているが、本当にそうなのでしょか。
感染者の重篤化が抑えられているのは、偏に医療対応のお陰です。その数がまだ抑えられているので、施設にも余裕が残っています。
しかし、患者が重篤化すると、その対応に当たる医師や看護師は通常の2倍を要するとの
ことです。万が一、院内感染が発症し、医療者が自宅待機となると、たちまちに医療機関は機能不全となります。1箇所がそうなれば、他の機関に負担が及び、連鎖的な医療崩壊が続きます。
専門家の中にも、既にそのような警告を発しておられる方が居るにもかかわらず、政府が耳を傾けないのはなぜでしょうか。
野党はどうでしょうか?
ある野党のホームページを見ると、
・PCR検査の拡充
・Go To キャンペーンへの停止
・中小企業への支援 等
の文言はあるのだが、
「緊急事態宣言」への言及はありません。
国民への自粛要請もありません。
国民の生命を守るべき与野党が、
感染拡大のこの機に及んで、
勇気をもって、国民に
再び、1波の時と同じような、
コロナへの「正しい恐れ」と
感染を拡大させない活動の「自粛」を呼びかける
メッセージを 発し、政治家の使命と責務を果たして欲しいと思います。
国民を不安に導くメッセージや経済を減速させるメッセージを発することは、場合によっては強い責任を問われるかもしれません。それを避けていては、国民の生命は守れません。
事実、1波における学校の一斉休校には多くの非難が起きました。しかし、現時点における、「自粛要請」への躊躇は、学校現場に於いてじわじわと広がっている児童生徒への感染が、爆発的に起こる前兆を見逃してしまう危険があります。
野党は、政府の政策の責任を問う以上に、シャドーキャビネットの自覚をもって、積極的にコロナ対策の政策を打ち出して欲しいと願います。
「党名」にこだわって、再統合の綱引きを行っている場合ではないと思うのですが。
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