保育所のこどもの声がうるさいと、地域からの訴えがあったとの新聞記事がでていました。
高い音や泣き声は、疲れた時や体調の悪いときには、心身にこたえるものかも知れません。
しかし、楽しいおしゃべりや笑い声には無上の力を与えられるものでもあります。
私の友人は、定年退職後にわざわざ小学校の運動場の傍に引っ越しをしました。こどもの声が聞こえると精神的に若返るからと。
同じ環境でも苦痛と感じるか、快適と感じるかによって、人生が変わってしまいます。
どうせなら、良い面を評価し、悪い面には視点を変えて見てみると、感じ方もプラスに向かうかも知れません。
ともかく、こどもには底知れないパワーが潜んでいます。
汚れを知らない澄んだ瞳や、成長の種子のような紅葉のような手、正直で飾らない言葉、疑いを知らない無垢な心、すべてを吸収する深淵さ、万物を受け止める受容力、環境への柔軟性、無限の可能性。
そんなこどもの力が、限りなく発揮されるような、こどものための教育、こどものための社会の実現にこそ、21世紀の未来があると思います。
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