いじめのお悩み
子どもがいじめに遭っていると思われたら放置していてはなりません。
自然に解決することもあるかもしれませんが、多くは深刻な問題に発展しています。
クラスで起きていることであっても、一人の担任の力ではなく、学校・家族全体で取り組むことが必要です。
そして何よりも、いじめに遭っている子どもの心のケアーが優先されなければならないでしょう。
いじめのお悩みついて
いじめ問題の現状
2018年度の調査によれば、小・中・高・特別支援学校におけるいじめの認知件数は全国約54万件という結果が出ています。
学校不登校だけでなく、引きこもり、自殺などの要因ともなっています。
また、いじめられている子どもは、自分が悪いのだと考えたり家族に心配をかけたくないと思ってその事実を隠そうとします。
いじめは周囲の人が気付いてあげなければなかなか発覚し辛く、長く放置すれば深刻な状況に陥ってしまいます。
いじめにどう向き合うか?
第1には、本人の安全確保です。学校に行くことを最優先にしてはなりません。
いじめられている子どもが、その堅い口を開くには随分時間を要します。
無理やりに聞きだそうとするのではなく、何かのサインが出ていないかを細部にわたって見守っていくことが必要です。
その他のお悩み
当相談室での対応
本相談室では、まずは陰湿ないじめで心身が傷ついた子どもや、その保護者への心のケアをしながら状況の把握に努めます。
いじめについては、不登校や自殺などの重篤な結果に結びつく可能性が高く、可及的速やかな対応が必要です。
いじめが継続中で、危険性が高いと考えられる場合は、学校や警察への働きかけを助言することもあります。