人の性格は様々で、楽観的な人もいれば、何事にも不安が先に起こる人もいれば、全てを悲観的にとらえてしまう人もいます。 元来私は、楽観的な性格だと思っているのですが、月に1回、定期診察のために病院に行く時ばかりは、そうではありません。 眼科の診察ですので、急激に悪化をしたり、すぐに命に及ぶ病気では有りませんんので、 病状を心配しているのではありません。診察時間の予約を取って、その時間には待合室に待機しているのですが、予約時間を30分も過ぎて、時には1時間以上も名前を呼ばれないことも多く、その時に急激に不安が襲ってくるのです。 毎回のことなのに、30分以上も待たされていると、不安状態に陥ります。
① 来院時、受付に診察券と予約表を提示したのに、呼ばれません。 「カルテが、きちんと送ってくれたのか?」
② 次々に、名前が呼ばれているのに、私の名前が呼ばれません。「順 番が、飛ばされたのではないのか?」
③ 本を読んで待っていたので「名前をよばれたのに聞き落したの か?」
④ 看護師さんもいそがしそうだ、「私のカルテが、どこかに置き忘れ られたのではないか?」
不安は次々に起こってきます。1時間を過ぎると、我慢が出来なくなって、名前を呼んでいる看護師さんに「○○です。私の順番はまだでしょうか」と聞いて、確かめてもらいます。 「あと、〇番目ですよ。」と返答を得ると、先ほどの不安が嘘のように消えて、落ち着いて順番を待っています。 私の不安の要因は何だったのでしょうか?
1 ①②と④は、受付係りや看護師さんによる人為的ミスに関してや、カルテが送られるシステムに関する、信頼への不安です。
2 ③は、自分が聞き逃したかもしれないと思う、自己への不確実さへの不安です。
3 看護師さんへ尋ねて、「自分は後何番目」と分かって、見通しが待てた時、不安が解消しています。
大人も子供も。信頼を失ったとき、見通しが持てない時に、そして自分自身に自信が持てない時に、不安が増大するのではないでしょうか。 不登校や、学校不適応、引き籠り等の子どもたちへの支援も、そんな観点から考えてみたいと思った次第です。
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