何故 人は不安になるのか?

投稿日:2018年3月11日

人の性格は様々で、楽観的な人もいれば、何事にも不安が先に起こる人もいれば、全てを悲観的にとらえてしまう人もいます。  元来私は、楽観的な性格だと思っているのですが、月に1回、定期診察のために病院に行く時ばかりは、そうではありません。  眼科の診察ですので、急激に悪化をしたり、すぐに命に及ぶ病気では有りませんんので、 病状を心配しているのではありません。診察時間の予約を取って、その時間には待合室に待機しているのですが、予約時間を30分も過ぎて、時には1時間以上も名前を呼ばれないことも多く、その時に急激に不安が襲ってくるのです。  毎回のことなのに、30分以上も待たされていると、不安状態に陥ります。

① 来院時、受付に診察券と予約表を提示したのに、呼ばれません。    「カルテが、きちんと送ってくれたのか?」

② 次々に、名前が呼ばれているのに、私の名前が呼ばれません。「順   番が、飛ばされたのではないのか?」

③ 本を読んで待っていたので「名前をよばれたのに聞き落したの     か?」

④ 看護師さんもいそがしそうだ、「私のカルテが、どこかに置き忘れ   られたのではないか?」

不安は次々に起こってきます。1時間を過ぎると、我慢が出来なくなって、名前を呼んでいる看護師さんに「○○です。私の順番はまだでしょうか」と聞いて、確かめてもらいます。 「あと、〇番目ですよ。」と返答を得ると、先ほどの不安が嘘のように消えて、落ち着いて順番を待っています。  私の不安の要因は何だったのでしょうか?

1 ①②と④は、受付係りや看護師さんによる人為的ミスに関してや、カルテが送られるシステムに関する、信頼への不安です。

2 ③は、自分が聞き逃したかもしれないと思う、自己への不確実さへの不安です。

3 看護師さんへ尋ねて、「自分は後何番目」と分かって、見通しが待てた時、不安が解消しています。

大人も子供も。信頼を失ったとき見通しが持てない時に、そして自分自身に自信が持てない時に、不安が増大するのではないでしょうか。  不登校や、学校不適応、引き籠り等の子どもたちへの支援も、そんな観点から考えてみたいと思った次第です。

この記事へのコメント(0

まだ書き込みはありません

コメントを残す