前回に続く
20世紀の二つの世界大戦を通して、人類は、平和の大切さと、戦争は、国に勝者があっても、庶民には不幸しかなかったことを学んだ。
その反省から、国際連合が創られ、様々な国際機関が誕生したのである。その理念は、武力による均衡ではなく、立場や利害の違いはあっても、相互の信頼と粘り強い対話による一致点の創設であった。
また、戦争は、自国の国民や、国の存立を守る為のものと、正義を主張しようとも、現実は、他国の領土の破壊や、他国の国民の殺戮である。戦争が激化すると、破壊や殺戮は、平常では想像できない、残虐非道な行為へとエスカレートした。加害者でさえ、精神疾患を引き起こす事態となった。(ベトナム戦争における米兵のトラウマ症状)
さら日本軍においては、他国の国民ではなく、自国民へ銃剣等も使用された。(沖縄戦)
戦争は、正常な人々の判断力や良心さえも喪失させる。前述の蛮行だけではない。ドイツにおいては、ユダヤ人へのジェノサイドを、ドイツ国民の大半が支持したのである。
今回、私が2回にわたって現政権の危うさに警鐘を鳴らしたのは、本当に止むに止まずの行動である。
世界平和を武力で築くとの愚想は、20世紀の遺物である。粘り強い対話を拒否し、愚かなことに相手を挑発して怒りを買い、挙句の果ては自国を武装して守ると訴える。このような人物に、我が国の未来を託すことを、あなたはできるのか。
自分の息子や家族を、人権が踏みにじられて行く、戦争の世界に送り出すことができるのか。
20世紀から21世紀にかけて、揺らぐ世界情勢の中にあって、戦後80年間、日本が平和であり続けたのは、日本国憲法のおかげである。時間の流れの中で、改憲が必要な面もあるだろう。しかし、平和、人権、国民主権の3原則については、絶対に死守しなければならない。
情勢が傾けば、戦争までは一気呵成だ。気付いた時には、誰も止められない。昨今の、選挙における新興勢力への支援の雪崩現象や、新首相への無条件の高支持率等、ひとたび風が吹くと、情勢は一気に変化する。
冷静に状況を分析し判断する人が、50%を割ると、オセロのように状況は暗転する。変だなあ?と気づいても、もう変更が効かない暗黒の世界に踏み入っているかも知れない。
皆様、もう静観している場合ではないかもしれません。正しい声を上げて参りましょう。
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