週が明けて、学校休校が始まりました。テレビでは、国会でのコロナウィルスへの対応を巡る論議が中継をされています。野党質問は、政府の学校休校要請に至る手順の不備を問うています。そして、結論として、全国一律の休校要請は時期尚早と主張しているようです。憲法には、国会での発言には責を負わない(日本国憲法第51条)と規定されているので、問題はありません。しかし、その質疑を聞きながら「では、今は対策が有効かどうかの検証を待っていなければならないのか」「休校することによる保護者の負担や社会的影響を調査し体制を整えることが優先されなければならないのか」と、様々な疑問や不安が一層広がって来ました。
このブログで先日も述べましたが、小学校低学年を中心としての学校開放を検討していただきたい。国会議員の発言は、自由であるべきです。しかし、国民をから選ばれ委託された「政治家」としては、有効な具体策を力強く主張するべき立場だと思います。学校を開放し、低学年や障害のあるこども、課題を有するこどもへの具体的対策を提案すべき時だと思います。一部自治体の若い首長が、国よりも早く、思い切った対策を打ち出している姿は、力強さがあります。功を奏さなければ責任を負う覚悟すら感じられます。
子どもたちが学校を離れ家庭に突然に帰されたことは、多くのご家庭ではピンチとなったでしょう。ご家庭の様々な状況の中では、対応に窮することもあると思います。これらの課題に、国や自治体は早急に対策を検討し、実行してください。
保護者の皆様には、ピンチをチャンスに!と申し上げたい。ご家庭で、昼間といえどもお子様を一人で残しておくことには不安もおありだと思います。そのことの対策については、昨日のブログで述べさせていただきましたのでご参考ください。
小学1年生でも、言葉でのカウンセリングは十分に可能だとも申し上げました。それは、お子様にきちんと対応策をお話しいただければ、可なりの危機対応はできるということでもあります。このような機会に、「お留守番の仕方」「自主的自立的な時間の過ごし方」「一人学びの方法」「生活リズもの重要性」「家庭での役割」「友達関係の在り方」など、お子様が成長する過程で身に着けて欲しい様々な「生きる力」を育むチャンスとしようと受け止めて頂きたいのです。
子どもは、親や家族の心身の状況を、鏡のごとくに反映します。保護者が、不安や心配に苛(さいな)まされていると、お子様に大きな影響を与えます。もし、心配や不安なことがあれば、先ずは大人同士で話し合ってそれらを軽減しておくことが必要です。その上でお子様と、家庭での過ごし方や、自主勉強の仕方などを、目標を定めて、明るく楽しく話し合うことが大切ではないでしょうか。
保護者の知恵で、ピンチをチャンスに変えましょう。
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