リラクゼーション(呼吸法)を体験しよう! 

投稿日:2017年2月26日

呼吸法

呼吸は、自律神経につかさどられていて、24時間休むことなく行われています。心が緊張状態になると、交感神経が優位となり、呼吸は浅くそして、速くなります。ゆったりとした気分の時は、自然と深く、ゆっくりの呼吸となっています。

自律神経がつかさどる呼吸ですが、唯一、自分の意志でコントロールできるのも呼吸の特徴です。この特徴を、最大限に生かしたのが、呼吸法だとも言えます。

今もし、目の前に大きな熊が出現したと思ってください。あなたは、緊張して、脈拍が速くなり、血圧が上がり、呼吸もハアハアと速くなることでしょう。体は固くなり、手は、ギュッと握りしめているに違いありません。しかし、何故か、目の前の熊は藪の中に消えていきました。あなたは,ホッとして、大きな溜息をつくことでしょう。溜息は、大きな息を一気に吐き出すことです。そうすることで、今までの心身の緊張状態を一瞬にして解消しようとしているのです。

呼吸法は、いわばこの溜息をシステマティックに行う方法と思ってください。それでは、呼吸法を体験しましょう!

10秒呼吸法を紹介します。

  •  椅子に浅く腰掛けましょう。腰骨を立て、天井から吊るされている感じで、背筋を伸ばしましょう。
  •  その姿勢ができたら、背中を背もたれに軽く触れる感じで、もたれてください。
  •  両手は、体側に下すか、膝の上に置いてもかまいません。手のひらは、広げておきましょう。
  •  軽く目を閉じて、意識を呼吸に向けましょう。準備はここまでです。始めましょう。
  •  私が、1~10をカウントします。それに合わせて呼吸を行います。
  •  1~3のカウントの間に、鼻から大きく息を吸い込んでください。お腹を膨らませていく要領で、大きく吸い込んでください。顔を少し上げてもかまいません。
  •  4 で、一度呼吸を止めましょう。
  •  5~10のカウントの間に、今度は口から、大きく、ゆっくりと息を吐きだします。               おへそを背中にくっつけるような気持ちで、お腹をへこませて、息を吐きましょう。
  •  10で、息を吐き切ったら、また、1から始めます。これを、3セット行います。
  •  3セットが終われば、呼吸を普通にして、目を開けて終了です。

いかがですか?1~10のカウントは、10秒と示しましたが、個人個人で、その長さは調整してください。ゆっくり、長くできることが、コツです。

※この呼吸法は、兵庫教育大学の藤原教授の講義を参考にしています。

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