心理学会に参加しました 1

投稿日:2015年9月22日

9月のシルバーウィーク期間中に、神戸で心理学会が催されました。会場となった、ポートアイランドには全国から数千人が来られていたようです。その会場で、学んだこと、考えたことを報告させていただきます。
若者の自殺の背景にある社会状況についてのシンポジュウムに参加しました。シンポジストから、全国で最も自殺率の少ない町についての調査研究の報告でした。その町の状況として示されたのが以下の4つの内容でした。
① 他地域と比べて、「幸福感が高いと言う訳ではない」という。もちろん幸福感が低い訳でもない。
② 町の人間関係は、希薄でもなく、濃厚でもない。
③ 町の精神科受診率は、高い。
④ 相談相手がいる。
どうでしょうか?④以外は、とても意外に感じました。
それぞれの理由についての説明を聞いて納得しました。①については、「幸福感が高い」地域では、現状の満足評価であるというのです。そのこと自体は悪くはないが、現状に変化がおきると幸福感が崩れるという可能性が潜んでいるというのです。ほどほどが良いということかも知れません。②も同じです。濃密な人間関係の社会では、監視されている感や、自身の情報が洩れ拡散する不安が高いというのです。③については、「顔色が悪いよ」「うつじゃないの?」「病院に行った方がいいよ」等の声かけで、受診率が高いのです。その分、重症化することが少ないようです。④は、相談相手は家族や友人、専門機関等様々ですが、問題を一人で抱え込んで身動きができないような状況をさけることできるのです。
以上のような調査結果を踏まえて、若者の自殺防止の有効な視点として「柔軟性」を提言されました。
柔軟性とは、ものごとのとらえ方、考え方においては、次のようなものです。
・失敗しても、また次回がある。
・幸せにならなくては、と考える必要はない。今の幸せを大切にしていけば良い。
・これしかない、といいたものはない。選択肢は、いくつでもある。
・他と比べなくても良い。自分の良さに気付こう。
まだまだ、あるかも知れません。とても、有意義なお話でした。

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