「平成30年度調査の結果により、全国の満40歳から満64歳までの人口の1.45%に当たる61.3万人がひきこもり状態にあると推計された。(内閣府)」
そして、この調査では、「ひきこもり状態になってから7年以上の者が半数近くにも及ぶこと」「初めてひきこもりの状態になった年齢が全年齢層に大きな偏りなく分布していること」「若い世代と異なり退職したことをきっかけにひきこもり状態になった者が多いこと」なども明らかになった。
この調査の前、「平成27年度に実施した満15歳から満39歳までの者を対象とした調査でも人口の1.57%に当たる54.1万人がひきこもり状態にあると推計されており、『ひきこもり』は、どの年齢層にも、どんな立場の者にもみられるものであり、どの年齢層からでも、実に多様なきっかけでなりうるものであることが分かる。」とも記されている。
小中学生の不登校者数は、小学校で0.7%、中学校で3.65%で、その内の58.1%は、年間90日以上の欠席となっている。(令和2年度 文科省調査)
一方、高校生の不登校者数は不明だが、中途退学者は、1.1%に及んでいる。
日本国内の、ひきこもり状態にある人の数は、調査されていないが、2年以上のコロナ感染による活動自粛期間も考慮するならば、ひきこもり問題は、これからの日本社会を考えるために、看過できない大きな課題ではないだろうか。
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