先生! 先ず居場所を作ってあげて下さい
不登校生にとって、居場所が大切であることは、これまでにも述べてきました。
では、実際には、不登校生にとっての居場所はどこにあるのでしょうか。
子どもたちが、学校に入って向かうのは自分の座席です。座席は、体を休め、私物の保管もできます。
不登校生の、教室の座席が、きちんと管理されているでしょうか?
配布されたプリントが無造作に詰め込まれていませんか? 机上に埃や落書きが有りませんか? 机やいすが列からはみ出していませんか?座る主がいなくても、座席が大切に扱われているでしょうか?
教室の中には、居場所はたくさんあります。生活班や学習班。学級委員や係、休み時間の談笑グループ。座席以外にも、不登校生の“居場所”を設けて下さい。
学校の中には、教室の外にも、沢山の居場所が有ります。
中学校なら部活も大切な居場所です。図書室もあります。保健室にもあります。時には、管理員室にもあります。校長室がその役割を提供している学校もあります。担任が居る所にもあります。
不登校生が集合する別室を設けている学校も増えています。
芝生や中庭、ベンチ、遊具がその役割を果たす場合もあります。
見廻り隊の控室やスクールカウンセラーの相談室も利用可能です。
学校に来れない子どもたちはどうすれば良いのでしょうか?
地域にある、公民館や児童館、図書館や自治会館、コンビニや地域商店。
交番や市役所。公園のベンチや遊具も利用できるかも知れません。
地域は、フルオープンでなくても構いません。1週間に1回でも十分です。幾つかが、定期的に開かれれば、利用がしやすくなります。
不登校生は、稀なケースではありません。身近に多くの子どもたちが、困っています。
居場所は、学校の時間で結構です。子どもたちが、家を出て、行く場所が有れば良いのです。
学校外につきましては、登録制で、行政は多少で構いませんので、支援をしてください。行政の管理下で運営をしましょう。
協力者には、敬意を表してください。未来を担う子どもたちを支える貴重な役割だからです。
是非、学校単位(中学校校区)で、校内:校外の連携した、居場所つくりを検討してください。
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